●妊娠3ヶ月
妊娠が確定した途端に食べ物の味を変に感じ、始終気持ちも悪く、
何かを食べようとしても胃の奥から拒否反応を示すかのように嘔吐感が込み上げてきた
次の日には匂いにも敏感になっていた
近所のスーパーに買い物に出かけようと外に出た瞬間なぜかポマードの匂いが・・・
お湯の匂いまで変に感じるようになった
味覚だけでなく嗅覚オマエもか!!と帝王カエサル(シーザー)のセリフを
心で反芻しながらふらふらと目的地に辿り着き、ゼリー飲料を買い溜めし
またよろよろと倒れるようにマンションに戻る毎日
素人が遠洋漁業に出かけてしまったような
常に船酔いをしている感覚で眠る時も大きい抱き枕を下に架けて
体を立てるようにしないと吐きそうで眠れなかった
つわりには以下の種類がある
眠気つわり:ひたすら眠い 仕事をしている人やまじめに家事をがんばる人にはかなりきつい
ぐうたら(商標登録山岡士郎)主婦であるところの私には向いていたのだろうか
食べつわり:食欲が異常に増幅する
他のつわりと比較して栄養が取れる面では評価したいがその結果体重が激増し、
妊娠中毒症を併発してしまうこともあるので体重管理が厳しくつらい
吐きつわり:これが最もポピュラーなつわりかもしれない
軽い人は時々トイレに駆け込む程度だが、重い人になると水分も取れなくなり
入院という事態にもなりかねない
(スポーツドリンクを製氷器で凍らせて少しずつあめ玉を舐めるように
食べれば、水分も取りやすいです 参考までに)
ムカムカづわり:私はたぶんこれであった
たぶんというのは・・・もともと吐きにくい体質なので
のどまで来ているのに出せないということが多々あったからだ
吐いてスカッとすることもなく永遠吐き気のみ抱いて過ごすので、
中途半端にしんどかった
いろいろ個人差があるにしろ、つわりはやはりつらい
栄養剤(葉酸)と素うどんでなんとか凌いだ
反面、もともと赤ちゃんを異物と思おうかな思わないでおこうかな
どっちにしようかなという感じで体が変化に無理に対応しようとする結果が
つわりだという認識があったのでつわりに少なからず赤ちゃんの存在を感じていた
つらいけどわくわくするぞ
そんな感じだった
だがしかし、限界がきた
あまりの気持ち悪さに近所の薬局に駆け込み薬以外で何か救済する手段が無いかを相談した
そこのお兄さんはとても親切で(これが後に仇となるがそれはまた後日)
「うーん、漢方も副作用がありますしねえ・・・そうだカキエキス効きますよ
これでみなさん結構つわりが治っていらっしゃるんです」といった展開でカキエキスを購入する次第となった
うさんくさいが信じる者はきっと救われる
フラシーボかも知れないが段々とつわりが収まってきた(ここでカキエキス飲用中断)
(サプリ関連は成分表を見ながら各自自己責任で飲用しましょう 特にビタミンAは取りすぎないよう注意)
とんこつラーメンを完食した日が私の「つわり終息宣言」日であった